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「エビチリは足りないくらいが幸せ」永六輔の幸福論が深すぎた

永六輔さんが「幸福」について語ったエピソードを、オーディオブック版『笑って、泣いて、考えて。 永六輔の尽きない話』から紹介します。

永六輔さんと言えば、放送作家の草分け的存在であり、『上を向いて歩こう』を始めとする作詞家や、ラジオパーソナリティ、テレビタレントもこなし、ベストセラー作家というマルチな才能にあふれた人でした。
そんな永さんと古くからの付き合いのある、歌手・さだまさしさんが、「永六輔を後世に伝えなければ」と、対談をオファーして作られたのが『笑って、泣いて、考えて。 永六輔の尽きない話​』(小学館刊)です。
本書は、さだまさしさんが「聴講生」となって、ひたすら永六輔さんの話に耳を傾けるといった内容。時間を決めず「話し疲れるまで」という条件で行われた対談は、テーマもなく、話が横道にそれても軌道修正しない、気の向くままに心地よく進んでいきます。
本書では聞き役に徹するさだまさしさんは、歌手でありながらコンサートの半分以上がトークで占めることもあるという饒舌な方です。来場客の中にはトーク(MC)のファンも多いのだとか。
しかし本書では、さだまさしさんはあくまでも「聴講生」。この本で楽しめるのは、永六輔さんがゲストで、さだまさしさんがホストの「ラジオ」みたいなエピソードなのです。 たとえば、こんな一説をご紹介しましょう。

エビチリは足りないくらいが幸せ

こちらは、黒柳徹子さんが「六輔 永のお別れ会」の弔辞で語った印象的な話です。
ーーー 永さんが構成を務めた『夢であいましょう』のメンバーみんなで中華料理を食べに行った際、渥美清さんが「エビチリ食べたい、どうしてもエビチリ食べたい」と言い注文。
しかし、皆で分けるとなるとエビの数が少ないと思った黒柳さんは、「1人3個。3個以上食べたら絶対だめだから」と言うと、渥美さんは「いつか俺が働いて、数えなくてもいいように食わせてやるよ」と言ったそうです。
そのときに永六輔さんが、「いや、そんなことないよ」と口をはさみます。
「今がいちばん幸せなんだよ。年とっておなかがいっぱいっていうか、ものが食べられなくなって、そんなもの数えたりしないで、いっぱい余っていても食べられなくなるほうが不幸せじゃないか。今のように皆で『3個』とか言っている今が、いちばん幸せなんだよ」 ーーー なんだか、幸せの「奥行き」のようなものを感じさせるエピソードではありませんか。 当時、永六輔さんはまだ20代。 お腹いっぱい食べられることは幸せなことと考えて当然に思いますが、独特の幸福論に、渥美さんや黒柳さんはどのような反応をしたのか気になってしまいますね。

まるでラジオ 永六輔とさだまさしの対談をオーディオブックで

ところで、芸能人の対談本というのはとても良いものですね。
顔も浮かびますし、キャラクターもわかっているから、まるで、その場で芸能人の会話を盗み聞きしているような気分にさせてくれます。
そんな気分をさらに盛り上げてくれる「オーディオブック」で聴いてみるのも、この本をもっと楽しむコツなのかもしれません。
オーディオブックはこちらから無料で試聴できますよ。

2018/05/07 12:07
にゃーびー

にゃーびー

オーディオブック聴きながら、おいしいネコ缶食べたいニャンね~

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