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押さえておくべき日本酒の"あれこれ"  「四季」編

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お店のオススメ日本酒をお客様のもとへ!…ちょっとその前に!
知っておくべき日本酒の”あれこれ”を確認しておこう。基本情報を押さえておく事で、日本酒への理解もさらに深まり、お客様とのSAKEトークにも花が咲く事間違いなし!

日本酒にも四季がある?!

日本の豊かな風土、そして季節の移ろいを大切にしながら飲まれてきた日本酒。
その四季折々の味わいを知り、お客様に最も好んで頂ける日本酒を探すのも楽しみの一つである。

寒造りの「冬」

寒造りとは最も酒造りに適した寒い季節(11月〜2月頃)までに酒造りをすることを言う。
寒くなることで雑菌が繁殖しにくい時期であることが、酒造りに向いていると言われる理由である。
現在、一部の大手酒造では一年を通じて日本酒を仕込む「四季醸造」が行われているが、膨大なコストがかかるため、多くの酒蔵では冬場に酒を仕込む「寒造り」による日本酒作りが主流である。

新酒、しぼりたての「春」

できたての日本酒を表す「新酒」「しぼりたて」。
「新酒」は7月1日から翌年の6月30日までの期間で製造された酒とされるが、一般的には冬から春先にかけて出荷される「しぼりたて」を表す。
出来立てのお酒を熟成せずに出荷するため、みずみずしい味わいが楽しめる。

さっぱりとした「夏」の夏酒

「夏酒」には、先程紹介した「しぼりたて」を一切火入れせず、低温熟成させた「生酒」。
そして、暑い夏でもさっぱりとのめるように、通常より酸度を高めたり、低アルコールのものや夏を感じさせるラベルのものが多い「夏の吟醸酒」がある。
また、「おりがらみ」や「夏にごり」と言ったお酒も微発泡で口当たりがいい為、暑い夏によく飲まれている。

「秋」のひやおろし、秋あがり

春先に出来上がった「新酒」を一度火入れし、タンクや瓶で冷蔵貯蔵する。そして「冷や」のまま夏を過ごし、秋に「卸し」た酒を「ひやおろし」という。
新酒の粗さが取れ、熟成の丸みを帯びて味のバランスがよくなり、こういった秋になると味が上がることから「秋あがり」とも呼ばれている。
日本酒の四季は、冬に作られたお酒が一年を通して徐々に味わいを変えていく様にあるのではないだろうか。
それぞれの旬ごとの味わいを楽しみつつ、自分やお客様が最も好む日本酒を見つけるのも楽しみの一つでは。
2018/04/04 11:48
YURI

YURI

日本酒唎酒師、日本酒ライター。唎酒師として飲食店勤務を経験し、様々な角度から日本酒の美味しさと日本文化の豊かさを伝えられたらと思います。

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